MSD企業投資株式会社（以下、「MSD」）が運営するMSD第二号投資事業有限責任組合は、株式会社山口フィナンシャルグループ（以下、「YMFG」）の子会社である株式会社YMFGキャピタル（本店：山口県下関市）が運営する「Elixir2号ファンド投資事業有限責任組合」（以下、「Elixir2号ファンド」）と共同し、傘下のSPC（買収目的会社）を通じて、株式会社山口情報処理サービスセンター（以下、「YDS」）の株式を取得しましたことをお知らせいたします。また、YDSの既存株主である株式会社ジェーシービー（以下、「JCB」）は、本取引後も引き続き同社株主として参画いたします。

YDSは、決済代行処理サービスの提供やそのシステム構築、ソフトウェア開発を主業とする事業会社です。近年、キャッシュレス決済市場はコロナ禍における非接触決済ニーズの高まりや政府によるキャッシュレス推進政策を背景に拡大が続いている中、YDSはJCBとの長年に渡る取引継続を通じて築き上げてきた信頼関係を活かしつつ、サービスの開発から運用・保守・高度なセキュリティ対策までを一貫して自社で担うことで低コストでのサービス提供を実現することにより、安定した顧客基盤を構築しながら業容を拡大してまいりました。

MSDは、「日本企業の為の日本企業による投資事業を」というスローガンの下、三井物産株式会社、株式会社三井住友銀行、株式会社日本政策投資銀行（以下、「スポンサー3社」）が共同で設立した投資事業会社です。

MSDは、本取引においてMSD、スポンサー3社及び共同出資するYMFGが有する幅広いネットワークや知見を提供し、キャッシュレス決済の一層の普及に向け、YDSがより良いサービスを提供できるよう更なる成長・発展に向けた様々なサポートを行っていく予定です。