MSD企業投資株式会社（以下「弊社」）が運営するMSD第一号投資事業有限責任組合（以下、「MSDファンド」）は、2024年5月31日付で、保有する株式会社ビギホールディングス（以下「ビギHD」）の普通株式66.6%を、三井物産株式会社（東証プライム8031、本社：東京都千代田区、以下「三井物産」）に譲渡いたしましたのでお知らせいたします。

ビギHDは1970年に創業し、「MEN’S BIGI（メンズビギ）」「PAPAS（パパス）」「MARTINIQUE（マルティニーク）」「MOGA（モガ）」などのブランドを擁する日本を代表するアパレル企業です。弊社はMSDファンドを通じ2018年に三井物産と共同でビギHDの株式を取得し経営に参画（出資比率：MSDファンド66.6%、三井物産33.4%）、以来EC事業の強化や、「PINK HOUSE（ピンクハウス）」をはじめとするブランドの海外展開支援、英国老舗ニットブランド「John Smedley（ジョンスメドレー）」の導入等、ビギHDの企業価値向上に三井物産と共に貢献してきました。今般、主要事業であるアパレル事業の更なる成長と、ファッション雑貨など周辺事業への拡張を図るため、MSDファンド保有株式を三井物産に譲渡することとしたものです。

ビギHDが強みとする創造力や販路、顧客基盤に、三井物産が有する他業界も含めた横断的な連携、経営・DXのノウハウや国内外のネットワークといった総合力を掛け合わせることで、ビギHDはライフスタイル事業者として更なる成長が期待されることから、弊社は三井物産が譲渡先として最適であると判断いたしました。